2021-03-22 第204回国会 参議院 環境委員会 第3号
その後も多種多様な環境問題が持ち上がりましたが、私が若い頃、学生で勉強していた頃に、主要なやつ、一九八〇年代ぐらいでしょうか、一番重要なものとされていたのが酸性雨というものでございましたが、この酸性雨というのはどういうものだったのか、改めて環境省にお伺いします。
その後も多種多様な環境問題が持ち上がりましたが、私が若い頃、学生で勉強していた頃に、主要なやつ、一九八〇年代ぐらいでしょうか、一番重要なものとされていたのが酸性雨というものでございましたが、この酸性雨というのはどういうものだったのか、改めて環境省にお伺いします。
最近、本当にめっきり聞かなくなったんです、酸性雨という言葉自体を。今の現状というのは、日本の場合どうなっていますでしょうか。
委員御指摘のありました酸性雨の問題ですけれども、大体一九七〇年代ぐらいから欧州で、特に森林が枯れるなどの問題が生じてございました。それで問題が顕在化されたことで、日本でもモニタリングを一九八三年から開始しておりまして、その後、国内外の知見の収集、整理を進めてきております。
ただ、平成十五年から十九年度にかけて実施しました環境省の酸性雨長期モニタリング報告書の中で事例として取り上げられておりまして、そこによれば、酸性雪による河川への影響としまして、山間部の融雪期にあります四月あるいは五月に最も低いpHの値が記録されることが多いという報告がございます。
東アジア酸性雨モニタリングネットワークというのがございまして、ここで収集されております東アジア十三カ国のデータの中では、日本の雨のpHは他の国と同程度か若干低い値を示しております。 一般的に、雨のpHに影響を与える原因物質はいろいろございまして、国内由来のもの、国外由来のものがございます。複合的な影響ということになろうかと思います。
御指摘の酸性雨による被害につきましては、環境省におきまして、酸性雨長期モニタリング調査の中で検討しております。 その結果によりますと、酸性雨による生態系への影響として、今御指摘の森林の植生に関しましては、樹木の育成状況の変化等が見られた地点もありますけれども、樹木の成長量の観点から見た酸性雨による森林全体の衰退、そういったものは確認されていないということでございます。
彼は、昨年、温暖化ガス削減を目指すパリ協定から米国のトランプ大統領が離脱を宣言した際に、酸性雨が降り注ぐ金星のような高温の惑星に地球を追いやると批判され、百年後、人類は宇宙コロニーにそのまま生きる地を求めざるを得ないとの指摘をされました。
しかしながら、例えばこの予防原則が最初に登場してきたというのは、ドイツのシュバルツバルトのいわゆる酸性雨による枯死の問題だったわけで、環境問題がやはりこの予防原則では大変大きな問題になっておりまして、環境破壊も食の安全も同じなんですけれども、結果が起きてからではやっぱり遅過ぎる、そのために事前にどうやって防ぐかというのを確立しなくちゃいけないよというところから始まっておりますし、日本でも四大公害裁判
いわゆる越境の問題、PM二・五、海洋ごみ、それから黄砂、あるいは酸性雨、そういった意味では海を越えてこういった問題が日本に押し寄せているということでございまして、私もそういった問題に対応した経験があるんですが、なかなか、中国、また海洋ごみでは韓国もそうですけれども、それぞれの国がそういった責任を認めない、こういうことで大変歯がゆい思いをしてきたわけであります。
○川田龍平君 次に、環境大臣、この問題に十年以上前から警鐘を鳴らしてこられたびわこ成蹊スポーツ大学の青木豊明名誉教授によると、酸性雨で人工芝の黒ゴムチップから有害な重金属類が環境中に溶け出すおそれがあるとのことです。中央大学では、人工芝サッカー場ができて、その側溝から雨水が流れ込む小川の蛍がいなくなったとのことです。このことについて環境大臣はどのような見解をお持ちでしょうか。
水銀の排出量に関しては世界の一%程度ということでございますけれども、たくさんある環境問題の中では、地球温暖化の問題や酸性雨など地球全体の環境問題と、廃棄物や水質の汚濁、そして本法案の水銀に関する問題は地域の環境問題と考えるところでございます。
○中野正志君 PM二・五やらあるいは酸性雨の恐怖やらということは分からないわけではありませんけれども、やっぱり原因者負担でありますから、私たちの日本の優れた技術、いい意味でお互いウイン・ウインの形でなければならないと私たちは考えておるところでありますので、よろしくお願いいたします。
世界トップクラスのクリーンさで、酸性雨の原因となる硫黄酸化物は九九%以上、ぜんそく発症の原因となる窒素酸化物は九〇%以上、ばいじんはほぼ一〇〇%除去されております。これらの排出率は、これも資料四で用意しましたけれども、これにあるとおり、欧州各国など主要先進国の火力発電所と比べても圧倒的に低い数値で、日本の石炭火力の環境性能は世界最高であります。
過去十五年間やられてきて、いろいろな大気汚染、PM二・五の問題ですとか黄砂、酸性雨、海洋ごみなどなど、この十五年間で果たして北東アジアの環境がよくなってきたのか、何か悪くなってきているようにしか思えないんです。
環境省が平成二十一年三月に取りまとめました酸性雨長期モニタリング報告書の中では、越境汚染による寄与がどのぐらいあるかということを分析をいたしまして、年間の硫酸イオン濃度、これは硫黄酸化物から出てきているものでございますが、実は海の海塩粒子というものからも出てまいりますが、そういうのを除いた非海塩性の硫酸イオンの濃度について寄与が三〇%から六五%、それから年間の硝酸イオン、これはむしろ窒素酸化物の方にかかわるものでございますが
特にこのPM二・五は、最近になりまして世界各国が取り組み出した課題でございまして、必ずしも古いデータがございませんが、中国との関係でございますと、一番古くは、多分、酸性雨の原因物質が、中国の硫黄酸化物でありましたり窒素酸化物でありましたり、これが影響があるのではないかという議論がかなり古くからございました。
酸性雨もそうですけれども、酸性雨のときにもそういうのはあったんじゃないかと思うんですけれども、中国との情報共有関係というのはどうなっておりますでしょうか。
従来の酸性雨や黄砂のみならず、PM二・五が越境して日本にも到達し、国内の観測値が高いとの報道もあります。 我が国は、高度成長期の公害問題を克服してきた経験を踏まえ、これまでも中国とは環境面でさまざまな協力を進めてまいりました。
それから、今お話がございましたように高い安全性があるといったようなこと、それから、発電の過程におきまして、地球温暖化や酸性雨などの地球環境問題の原因物質となります二酸化炭素あるいは窒素酸化物、そういったようなものが排出をしないというすぐれた環境適合性、さらには、原子力発電所に伴う高レベル放射性廃棄物のような問題もないということでございます。
特に、中国と日本との間の問題としては、最近黄砂とか光化学スモッグが中国からやってくるというような、あるいは酸性雨というような問題もございますし、漂着ごみというようなものもございます。
酸性雨の影響による土壌の酸性化なども指摘をされております。私は、業としての林業だけではなく、持続可能な森をつくっていく対策も必要だと感じておりますが、現在、ナラ枯れに対してはどのような検討や対策が進められているでしょうか。
今回、予算項目を見ていて、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク拠出金というのがありました。この酸性雨のモニタリングについて海外に拠出することはいいことだと思いますけれども、今後日本に降る雨について非常に心配されます。このモニタリングはどこが行うのか。文部科学省だとは思いますけれども、環境省としてはどのように取り組むのか、水質保全について、その取組についてお伺いいたします。
加えまして、予算要求させていただいております酸性雨のモニタリング体制でございますけれども、こちらはアジア諸国と連携をいたしまして、酸性雨、それに関連する影響というのを把握しようというモニタリングでございまして、この中で放射性物質による汚染というのは含まれておりませんで、通常のいわゆる酸性雨、環境汚染物質のモニタリングでございます。 以上でございます。
○市田忠義君 環境省は、環境放射線等モニタリング調査というのを行って、国内や海外で原子力災害や事故が発生したとき、また海外で核実験が行われたときなどの国内の影響を速やかに把握すると、そのために全国十か所に酸性雨測定と併設した放射線自動測定器、これが設置されて、二〇〇七年の新潟県の柏崎刈羽原発事故ではたしか佐渡関岬の測定器を緊急用モードに切り替えて測定されたと思うんですけれども、今回の福島原発事故では
○橘(慶)委員 考えてみれば、私どもは、私は日本海側に面しているわけですが、富山には、NOWPAPということで、国連の環境の関係の組織も置いていただいて、日本海自身も広い意味では閉鎖性に近い水域でもあるわけでありまして、これからは、今お話を聞きますと、酸性雨とか黄砂の問題なんかも含めて、外国との協調ということも大事でしょうし、そういう閉鎖性の水域についてはどうしても、いわゆる汚染物質が薄まらないといいますか
今、酸性雨によってと私は考えているんですが、松くい虫の影響でございますけれども、松枯れ、ナラ枯れ、そういったものが多く広がっています。 まず、そこで林野庁さんの方に、ナラ枯れ、松枯れの要因というものについてどのようにお考えであるか、お聞かせください。
しかし、それらが以前よりも多くて、今もまだナラ枯れの方は大分広がっているようでございますが、これらがなぜこれだけ広がったかという原因としては、酸性雨とか、あるいは現在の気温の変化、これらによって木が弱っているというのがあって、その弱くなった木にこれらが発生しやすいし、その影響を強く受けやすくなるという、複合的な原因なんだろうというふうに考えられると思っております。